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マウスピース矯正・部分矯正治療

マウスピース型矯正治療(=アライナー矯正)

マウスピース型矯正治療の有用性

現在、矯正治療というと、透明で目立たないマウスピース型(アライナー矯正ともいう)矯正治療が人気です。患者さん自ら装置を取り外しができて、かつ違和感も少ない矯正治療なのでお手軽だと考える人が多いのだと思われます。

確かに従来型のワイヤー型矯正治療よりも快適に治療を進めることができるのかもしれませんが、マウスピース矯正も万能ではありません。

以下に矯正歯科学会の2017年3月の見解の一部を示します。

「"マウスピース型矯正治療に関する臨床的研究は少なく、その安全性と有効性が科学的に高いレベルで明らかにされるには至っておりません。したがって、マウスピース型矯正治療に対する社会の期待は大きいものの、全ての症例を本装置のみで治せるということは考えにくい"


マウスピース型矯正治療で起こりうる問題点の1つとして、治療が進むにつれて「奥歯がかみ合わなくなってくる」というのがあります。患者さん自身がそれを自覚するかは個人差がありますが、治療終了の段階になると、見た目は綺麗になりますが、上下の奥歯に隙間が生じてがっちり噛み合わなくなるということが一部報告されています。その場合には、ワイヤー矯正を併用して治すのが一般的です。結局のところ、しっかり噛める理想的な歯並びを再現しようとすると、ワイヤー矯正を併用することが多くなると言われています。

つまり、現状においては矯正治療は従来型のワイヤー矯正が基本であり、理想的な歯並びの再現はワイヤー矯正を行うことが必要と考えております

矯正治療の最も大切な治療目的は、「機能的にしっかり咬める」ことです。

これを達成するためにはワイヤー矯正治療は必須と言えます。マウスピース型矯正装置で治療が完結するのではなく、「治療過程で使用する装置の1つ」というのが現実的な利用方法だと考えます

クリアコレクト(マウスピース型矯正治療)

クリアコレクトとは

クリアコレクトとは、2006年アメリカで開発されたマウスピース型の矯正装置です。インプラントで有名な歯科の最大手企業ストローマンが提携しており、インビザラインの後発でマウスピース型矯正装置において2番目の実績を誇っています。インビザラインよりもマウスピースが薄く、異物感が少なく目立ちにくいという特徴があります。

クリアコレクトの利点

①異物感が少ない

クリアコレクトはインビザラインや他のマウスピース矯正よりも、マウスピースが薄くフィットがタイトなため装着中の異物感が少ないと言われています。

②歯を動かす力が強い

他のマウスピース矯正に比べて矯正力が強いと言われています。

③装置が目立ちにくい

マウスピース矯正自体が目立たない矯正と言われていますが、クリアコレクトはインビザラインや他のマウスピース矯正よりもマウスピースが薄く、表面にも光沢が出ないように加工がしてあります。クリアコレクトは他のマウスピース矯正よりも目立ちにくいように開発されています。

マウスピース型矯正装置の欠点

①自己管理ができないと治療が成功しない

ワイヤー矯正治療の場合は、歯科医師が患者さんの歯に直接装置を取り付け、患者さん自身では取り外しができない仕組みになっているため、治療が効率よく進めることができます。一方、インビザラインやクリアコレクトなどのマウスピース型矯正治療は、患者さん自身でマウスピースの装着を管理しなければいけません。マウスピースは毎日22時間以上の装着が必要で、かつ治療スケジュール通りに装置を自分自身で交換する必要があります。自由に外せるのはメリットでもありますが、自己管理ができない場合は治療の進行が遅くなることもあります。


②適応できる症例が少ない

ワイヤー矯正治療は全ての症例に適応できますが、マウスピース矯正には制限があるため、比較的軽度の不正咬合にしか適応できません。

ただし、ワイヤー矯正との併用であればより多くの症例で利用することができます。

治療の流れ

【基本的な治療の流れ】

①診査・診断を行います。写真撮影やレントゲン撮影、模型診断のための型取りなどを行います。

②クリアコレクトが適応できると診断された場合、治療計画の立案を行います。治療計画に同意される場合は治療開始となります。

③患者さんに適したマウスピースを作成します。

④マウスピースを使用した矯正治療を開始します。マウスピースは毎日装着し、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、治療を進めます。症例に応じて6ヶ月~2年間の治療となります。

⑤マウスピースを全て使用したら、マウスピースを使用した治療は終了です。微調整が必要な場合には、最後にワイヤー矯正を併用する場合があります。

⑥最後は、後戻り防止のための保定を行います。リテーナーと呼ばれる保定装置を使用することになります。

料金について(クリアコレクト)

通常は表に記載されている通りです。治療の延長が必要な場合や装置を紛失した場合には、別途費用がかかります。

・初回の診査及び診断料:¥38,500(税込)

すでに当院に通院している患者さんの場合、初回の診査及び診断料はかかりませんのでお気軽にご相談ください。

部分矯正治療(MTM)

部分矯正治療とは

部分矯正治療(MTM=Minor tooth movement)は、お口全体の矯正治療ではなく、歯1本単位で行う矯正治療のことです。

基本的にはワイヤー矯正治療で行いますが、症例に応じてマウスピース型矯正治療で行うことも可能です。

部分矯正の目的

虫歯や歯周病治療あるいは入れ歯治療などを行う際、歯並びによって治療ができない、あるいは良好な治療効果が得られない場合があります。

そのような場合に、部分矯正によって歯並びを修正することで、治療を効果的に進めることができます。

見た目の改善としての部分矯正も症例に応じて行うことができます。