セカンドオピニオンとは、今かかっている医師(主治医)以外の医師に求める第2の意見です。この考え方が広がってきた背景には、従来の医師お任せ医療ではなく、インフォームド・コンセント(説明と同意)を受け、自分も治療の決定に関わる医療に変わってきたという背景があります。
「セカンドオピニオン」と「医師を変えること」を同義に考えていらっしゃる方も多いですが、そうではありません。
初めから医師を変えたいという意思がある場合は、セカンドオピニオンではなく「転院・転医」となります。セカンドオピニオンを受けたのち、結果的に別の医師が提供する治療を受けるために医師を変えることはありますが、それは主治医からの提案があった場合のみに限ります。主治医との関係が悪くなることを心配してセカンドオピニオンを言いだせない、という方も多いのですが、基本的には心配する必要はありません。”主治医と共に治療を選択する”ということがセカンドオピニオンの前提だからです。当院でセカンドオピニオンを行う場合、「転院・転医」を薦めることはありませんのでお気軽にご相談ください。
セカンドオピニオンは主治医との相談によって成り立つ制度です。そのため主治医の紹介状が必要となります。
※セカンドオピニオンの流れは下記をご参照ください
①事前に主治医からセカンドオピニオンのための紹介状を作成してもらう
②お電話にて予約受付(その際にセカンドオピニオンであることを受付にお伝え下さい)
③当日、紹介状を受付にご提出していただき、問診票を記入
④必要に応じてレントゲン等の資料を採取
⑤紹介状に記載されている依頼内容について、当院における見解をご説明いたします
⑥診査・診断結果の資料を後日お渡しいたします
⑦資料を主治医にご提出ください