



皆様、こんにちは。令和7年8月23日に新しく院長に就任することになりました、荻原敬(おぎわらたかし)と申します。私はこの鶴岡で生まれ、自宅兼歯科医院という特殊な環境で育ちました。子供の頃から仕事場や父が仕事をする姿を間近で見ていました。

祖父は鶴岡で初めて矯正治療を始めた先駆けの歯科医師でした。当時は虫歯の時代でしたので、矯正治療をする時間的余裕は無かったはずですが、祖父自身も歯並びが悪く歯並びを気にしていたので、それを原動力に矯正治療をしていたようです(学術的な探究心も強かったと聞いています)。祖父は夜にワープロで遅くまで執筆活動をしていた姿が印象的で今でも覚えています。

父は祖父の意思を継ぎ、より専門性を高めるため、矯正治療専門の歯科医師として文園町に開業しました。当時は歯並びで悩まれている方(特に小児患者)が多く、矯正治療を行う歯科医師の少ない時代でしたので、日曜日も診査診断や前準備をしている姿をよく見ていました(現在も変わらず仕事一筋のようです)。そして、矯正専門でありながら虫歯予防と歯周病予防の重要性を意識し、今でこそ一般的になってきている唾液検査・位相差顕微鏡による細菌検査などの「予防歯科」に力を入れ取り組んでいました。そんな仕事姿を小さい頃から見ていて、言葉で直接教わったわけではありませんが、貴重な人生の教訓を教えてもらったように思います。

父や祖父は、「自分がして欲しいことを人にする」という大原則のもと、医療人としての確固たる信念を大切にしていたように思います。それは、「何があっても正しいことをする」「やり直すことになっても、仕事をきちんと仕上げる」ということです。信念があるかどうかで、仕事と真摯に向き合い、人に必要とされるように努力できる。父と祖父はそんなことを背中で語っていたんだと思います。患者さんが無事にお口のお悩みを解決し、さらには、今後より健康的で質の高い生活をいつまでも送っていただけるように、私も信念を持って真摯に仕事に向き合いたいと考えています。
医療は今後ますます「健康長寿」を実現するための創意工夫が必要とされる時代に入っていきます。
歯科医療においても「健康長寿」をサポートするために、今注目されている「予防歯科」をさらにステップアップさせた「アンチエイジング歯科」が今後数年で主流になっていくと考えています。
私は、お口の健康を通して人生100年時代の実現を目指し、日本抗加齢医学会の専門医(R8.1月〜)として予防歯科・アンチエイジングを主体とした治療を心がけております。
アンチエイジング医学の専門医のほとんどが医師であり、医師・歯科医師共通試験に合格し専門医資格を取得した歯科医師は、山形県内において私が4人目となります。
また、日本の予防歯科学で最も有名な日吉歯科診療所で開催されていたOral Physician(オーラルフィジシャン)育成セミナー(NHKでも取材)に2度参加し、Communication GearのOral Physicianに正式登録されている歯科医師は鶴岡市で私が一人目であり、当院は鶴岡市で唯一Oral physicianとして予防歯科を行っている歯科医院となります。
日本抗加齢医学会(国内最大のアンチエイジング医療の学術団体)では、「若い時代からの,運動・栄養・心・環境への介入が老化速度を遅くし、ウェルビーイングで健康長寿を全うできる、つまり、人生100年時代を実現することにつながる」と考えています。充実した人生を送る上で、ウェルビーイングは必要不可欠な要素であり、私は歯科治療を通してそのお手伝いができればと考えております。歯科領域においては、県内のアンチエイジング歯科の普及がマンパワー不足により遅れているため、専門医としてできることを優先的に実践し、アンチエイジング歯科と予防歯科を融合した新しい予防歯科を常にアップデートしながら、庄内にお住いの皆様に還元したいと考えております。
近年では、母体の健康状態や母体を通じた胎児期の栄養状態が、将来の子供の慢性疾患の発症に影響するというDOHaD学説があります。歯科の分野でも「マイナス0才(胎児期)からの虫歯予防」が子供の虫歯予防に最も効率的だと言われています。エイジングケアを考慮した予防歯科は、大人だけでなく、妊産婦(胎児期)も含め、できるだけ若い頃から始めることが重要です。
まさに”今”が「一番若い時」です。ぜひ、皆様もアンチエイジングに配慮した予防歯科で健康長寿の第一歩を踏み出してみませんか?
| 平成23年 | 日本歯科大学新潟生命歯学部 卒業 | 
| 平成23〜平成24年 | 日本歯科大学新潟病院 臨床研修医 | 
| 平成24〜平成25年 | 日本歯科大学大学院 新潟生命歯学研究科 歯周機能治療学専攻(歯周病に関する学問) | 
| 平成25〜平成26年 | 医療法人涼風会 エル歯科医院 非常勤 | 
| 平成26〜平成29年 | 医療法人社団 羽生歯科医院 勤務 | 
| オーラルフィジシャンセミナー第44期 (酒田市 日吉歯科診療所) 修了 | |
| JIADS ペリオコース・インプラントコース 修了 | |
| 平成29年〜 | ふみぞの歯科・矯正歯科 勤務 | 
| 山形県警察歯科医会研修 修了 | |
| JIADS 補綴コース 修了 | |
| オーラルフィジシャンセミナー第57期 (酒田市 日吉歯科診療所) 修了 | |
| イエテボリ大学 Dental Education Program One-Day schooling 修了 | |
| 山形大学大学院 医学系研究科医学専攻 口腔ケア歯科医師養成コース 修了 | |
| 令和7年7月 | 日本抗加齢医学会 専門医試験 合格 | 
| 令和7年8月 | フミゾノデンタルクリニック院長 就任 | 
| ・厚生労働省認可 歯科医師臨床研修 指導歯科医 ・Oral Physician ・日本抗加齢医学会 専門医(R8.1月より) | 

| ・鶴岡市立 東部保育園 園医 | 
| ・恵泉会 鈴の音保育園 園医 | 
| ・地の塩会 荘内教会保育園 園医 | 
| ・上郷小学校 学校歯科医 | 
| ・鶴岡工業高等専門学校 学校歯科医 | 
| 日本抗加齢医学会 | 
| 抗加齢歯科医学研究会 | 
| 再生医療抗加齢学会 | 
| 国際先進医療統合学会 | 
| 日本アンチエイジング歯科学会 | 
| 日本統合医療学会 | 
| 日本歯科保存学会 | 
| JIADS CLUB(歯周病・補綴・インプラントコース受講済) | 
| 日本歯科医師会・山形県歯科医師会・鶴岡地区歯科医師会 | 
| Youtube鑑賞("オウマガトキFilm" メンバーシップ加入済み) 音楽鑑賞(坂本龍一作曲、久石譲作曲、Number_i など) 映画鑑賞(「ウォーキング・デッド」シリーズなど) 大学時代 部活・サークル(漕艇部、ワンダーフォーゲル部、軽音バンド“ベース担当・ドラム担当”) 漕艇部経歴(全日本歯科学生総合体育大会 1年次 ナックルフォア部門 新人戦優勝、 4年次 ダブルスカル部門 3位) | 

 
     
    | 昭和55年 | 東京歯科大学卒業 | 
| 昭和55年 | 東京歯科大学矯正科 Post Graduate Course 在籍 | 
| 昭和58年 | 荻原歯科勤務 | 
| 平成3年 | 文園矯正歯科開設 | 
| 平成6年~平成14年 | 山形県歯科医師会 学術常任委員 | 
| 平成12年~平成29年 | 山形県歯科医師会 代議員 | 
| 平成16年~平成23年 | 鶴岡地区歯科医師会 副会長 | 
| 平成23年~平成29年 | 鶴岡地区歯科医師会 会長 | 
| 平成27年~平成29年 | 山形県歯科医師会 代議員会副議長 | 
| 平成29年6月~ | 鶴岡地区歯科医師会 顧問 | 
| 平成31年 | 田川学校保健会 表彰 | 
| 令和元年 | 山形県学校保健連合会 表彰 | 
| 令和5年5月〜 | 山形県歯科医師会 常務監事 | 
| 日本口蓋裂学会 | 
| 日本矯正歯科学会 | 
| 日本小児歯科学会 | 
| 日本顎変形症学会 | 
| 東北矯正歯科学会 | 
| 東京矯正歯科学会 | 
| バイオプログレッシブスタディークラブ(BSC歯科矯正研究会) | 
| 日本歯科医師会・山形県歯科医師会・鶴岡地区歯科医師会 |